小声で挨拶

詩を書いている上田丘と申します。考えに浮かんだ事を書いて行きます。

2015-01-01から1年間の記事一覧

認識と現実について(安倍、ヒトラー、J. W. ブッシュの類似点)

小説とは虚構である事を前提として書かれるものだという考え方がある。現実世界とは別の物である事を認めた上で創作される事により、逆説的に現実の制約を離れた自由な表現が可能になり、真実に近付く事が出来るという物だ。これに関連して芸術家が気を付け…

淀五郎―古典芸術と現代

落語の人情噺に、淀五郎という話がある。ある時仮名手本忠臣蔵が出し物の時、本来出演予定だった役者が体調を壊し、その代役として、ほんの下っ端から、名題(なだい)と言って、看板に名前が載る立場に淀五郎という役者が大抜擢されるが、淀五郎は、良く見…

男女関係について

男女関係について考えてみたい。人間の営みで最も大きな物である事は、間違いないだろう。なんといっても、ある生物の種が自然界に存在し続ける為には、雌雄が結び付いて子を儲ける事が必要不可欠であって、その意味で生命にとって、根本的な関係だ。と、こ…

学校、及び学ぶという事について

基本的に私は、小学校、中学校、高校と、国語にある苦手意識を持っていた。自分としては本を読むのは好きなのだけれど、「この時の主人公の気持ちを述べなさい」といった形式の問題で、不正解にならない迄も部分点として引かれていたり、又は全くの不正解だ…

芸術の中の詩と小説、及び純文学と言う言葉について

書かれなかった小説 なかなか書けない小説は もともと書けることのないものだったのだと諦めよう そしてなかなか進まないあの娘との仲も 初めから無かった物だったのだと諦めよう 私は へなちょこだ(しかも 虚勢を張る) 今は分かる 例えば 成り上がりが調…

第三の性

日本のニュースではそれ程大きく報道されていないと思うが、合衆国では最近LGBTQに関連して、世の中に大きな動きがあった。LGBTQという言葉自体まだ日本で余り広まってないが、Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender, and Queerの略で、簡単に言えば同性愛者…

会社と個人

人がいつも通りの日常を過ごす中で、ある時思いがけず、犯罪者になってしまうことはありえる。何か月か前、普段ジョギングコースにしている道で、交通事故が起こった。制限速度40キロの片側一車線の狭めの道を、少なくとも100キロ以上のスピードで走っ…

発言することについて

このブログの準備として、ID登録や、メールアドレスの登録などをしていて思ったが、発言するということは、色々な問題を含んでいる。面と向かった発言であれ、このブログや紙媒体などの基本的に一方的な発言であれ、それを聞いた人は後で私の発言を思い返し…